現在のカントリーミュージック

現在のカントリーミュージックは、ロックなどの影響を強く受けているため、今や若者を含めた幅広い世代から絶大な支持をえています。アメリカ合衆国では、最も人気のある音楽のジャンルの一つになっています。

例をあげると、花火やワイヤーアクションなどを使って、まるでハードロックのようなとても派手なアクションをするというコンサートの演出を取り入れたガース・ブルックスが、すでに全アルバムの売上総数が1億2,800万枚にまで達しています。(ちなみに、アメリカ音楽史上、カーズ以外で米国内売上1億枚以上を達成しているのは、エルビス・プレスリー、ビートルズ、レッド・ツェッペリンのみです)

また、カナダ出身の女性シンガーで、ポップスタイルを定着させたシャナイア・とゥエインも、アメリカの世帯の3軒のうち1軒には、彼女のアルバムを所持しているいうほどの売上を誇っています。彼らはもはや世界的ポップスターのマイケル・ジャクソンやマドンナなどの歴代総売上を超えています。
  グループでいうと、女性のトリオグループのディクシー・チックスがすでに3,000万枚万枚以上のCDを売り上げていて、女性グループとしては史上最多のセールスとなっています。


カントリーの分類

最近のカントリーは、いわゆるロックやポップスの影響を大きくまた、強く受けていますが、なかには、ヒップホップ調や、ファンク調や、ドゥーワップ調などといったスタイルの曲があったり、NASCARレースのファンやハレーダビッドソンにまたがっているようなバイカーたちに人気を集めているブルース・ロックやサザン・ロック風の曲も多くなっています。

また、多くの他のジャンルのミュージシャン(例:ボンジョヴィやキッド・ロック、ネリー、ジェシカ・シンプソンなど)とのジャンルの垣根を越えたフューチャリイングも盛んに行われていて、曲の中でラップを多く使うカントリー・ラップにヒップホップとロックとテハーノ音楽の要素を融合させたHick―Hop(Hickとは田舎を意味します)と称する独自のジャンルを確立したテキサス出身の黒人ラッパーであるカウボーイ・トロイも、れっきとしたカントリー・アーティストに位置付けられていたりと、何をもってカントリーとするかという分類が難しくなってきています。