カントリーダンスについて

アメリカ合衆国には、田舎、都会に限ることなくいろいろな場所に、カントリー・バーやホンキートンク(Honky-tonk)と呼ばれるナイトクラブが約5000軒以上存在ししています。

そして、それらのほとんどがダンス・フロアを設置しているため、カントリー・ダンスがとても盛んに踊られています。

その中でも、世界最大と言われているのが、テキサス州のフォートワースにあるBilly Bob’s Texasです。ところが、カントリーミュージックがまだ民謡だった時代のフォークダンスはさておき、現行のカントリー・ダンスの歴史というのは、意外に浅いものです。

一説によると、大都会ヒューストンにあるバーでロデオマシーンに興じる若者たちの青春を描いたジョン・トラヴォルタが主演の映画、「アーバン・カウボーイ」(Urban Cowboy 1980年)が起源であるとも言われています。

カントリー・ダンスには、大まかに分けると、ラインダンスとツーステップの二種類があるといわれています。  ラインダンスとは、フロアに整列して一斉に同じステップを踏むダンスです。

コレオグラファーや有名なダンスインストラクターなどが創作した振りをステップシートにおこし、それが各地のディスコやナイトクラブ、ホンキートンクなどでそれぞれ広められました。

カウントやステップ、あて曲などに地域の差がありますが、エレクトリックスライド(Electric Slide)やトゥシュプシュ(Tush Push)などは世界中どこででも通用する有名なステップです。

たいていの場合、DJが曲中のMCで「さぁ~っ ホットなカウガールたちの為に次はヒップホップでいくぜっ!次は“Men In Black”だっ!」というような感じで、次のステップを予告する場合がほとんどです。

1990年代に、ドワイト・ヤーカムの“Crazy Little Thing Called Love”のミュージックビデオとアパレルブラン ド、GAPのテレビCMが影響してか、ラインダンスが一世を風靡したため、カントリーに限らずビートの効いたヒップホップやロックスタイルのステップも流行したのですが、今は、かなり下火になっています。

しかし、最近では、hpがipod のテレビのCMにラインダンスを登場させたり、シャナイア・トゥエインの“I Ain’t No Quitter”や、マドンナの“Don’t Tell Me”、ジェシカ・シンプソンの“These Boots Are Made for Walkin”などをはじめとする多くの最新カントリーやポップス・ダンス系のミュージック・ビデオの中でラインダンスを踊るシーンがたくさん盛り込まれるなど、「ラインダンスブームが再燃するのでは」とウワサされています。


色々なダンス

ツーステップとは、男女のペアで踊るカップルダンスの一つです。男女が「クイック、クイック、スロー、スロー」のリズムでダンスフロアをドーナツ状に時計回りに踊る、社交ダンスにとても似ています。

このツーステップ以外にもワルツ、スゥイング、チャチャ、ポルカ、チークダンス(Slow dance)、それにラインダンスのようにフリやステップが決まっているカップルダンスなど、男女のペアで踊るダンスが現在の主流になっています。